Remember today. Heiji-9
「調べた事、なあ」
「あん? もしかして、まだ、何も調べてねーのか? あれだけ時間があって」
ここぞとばかりにまくし立てた工藤に、俺は、すいっと眉を寄せた。
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「調べた事、なあ」
「あん? もしかして、まだ、何も調べてねーのか? あれだけ時間があって」
ここぞとばかりにまくし立てた工藤に、俺は、すいっと眉を寄せた。
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ちょう待てや!
なんで、こんな展開になっとるんや?
別に、俺がヘマしたわけやないはずやで!
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促されるままに、風呂に直行した工藤に、俺はふうっと息をついた。
やっぱり、相当疲れたんやろか――。
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俺に待っていろと言った工藤は、いきなり、ずんずんと歩き始めた。
そんな工藤の背中を見送った俺は、ぶちっと呟いた。
「わけ分からん……」
工藤がわけの分からん事を言うのは、よくある事やけど。はっきり言って、これは本気で理解できんかった。
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工藤のヤツ、やけに遅いやないか。
コーヒーを買いに行っただけのはずやのに、なんで、こんなに時間かかっとんのやろ。
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比較的、早い時間に出たつもりやったけど。
気温の上昇は、俺が予測していたよりも早かった。
ホンマは、暑くなる前に高速に上りたかったんやけどなあ――。
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「一体、どういうことなんや?」
回線が繋がるなり、そう叫んだ俺に、おかんは何の挨拶もしなかった俺を咎めるでもなく『何のことや?』と涼しい声で言った。
あまりにしれっと言ったおかんに、俺はなんとも拍子抜けした。
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「なあ、工藤」
「――なんだ?」
いつもどおり、工藤の家に上がりこんでいた水曜の午後。
雑誌をぱらぱらとめくっていた工藤は、めんどくさそうにそう答えた。
けど、その視線は、雑誌を捕らえたままで、俺の方さえ見とらんかった。
それは、あまりにもいつもどおりの反応やった。
まあ、そのほうが俺も話が切り出しやすいから、ええんやけど。
それでも、あまりの無関心さに、なんとも複雑な気分になった。
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